olivetti valentine ケースラバーストラップ
タイプライターの中で最も人気のあるolivetti valentineのケース用ゴムストラップです。valentineのケースのゴムは経年劣化で「切れてしまっている」「ひび割れていて今にも切れそう」「白い粉が浮き出てきて薄汚い」などvalentineのケースのゴムは劣化しているものがほとんどです。そんな傷んだゴムを新しいゴムに交換してvalentineをリフレッシュしてみませんか。ゴム本体はもちろん取り付け金具も純正をオマージュしているのでオリジナルに比べてデザインを損なうことはありません。取り付け金具はいくつかある純正の中でもコストの掛かっているキータイプを採用しましたのでDIYによる交換も簡単です(交換方法はこちら)。
金具は純正の錆の出やすいスチール製からステンレスに変更、ゴム部は経年劣化しても白い粉が吹かないような特殊な配合使用していますので、純正のように経年劣化で痛みにくくなっています。原材料から製造まですべて日本製なので安心してご使用ください。お時間のある方は開発秘話もぜひご覧ください。
メーカー | オリジナル(PL保険加入済) |
対応タイプライター | olivetti valentine |
材質 | EPDMゴム、ステンレス(日本製) |
サイズ | 純正準拠 |
重量 | 約17G(金具込み) |
JAN | 4580710340031 |
製造 | 日本(パッケージのみ中国) |
状態 | 新品 |
販売単位 | 1個から |
送料区分 | 中(クレジットカード/銀行振込の場合 2個までは385円) 大(代金引換または3個からは940円~) |
在庫 | あり |
誰でも簡単に行うことができます。作業の際はケースに傷が付かないよう作業前に周囲をテープなどで保護してください。
折り曲がっている金具(3箇所)をペンチなどでまっすぐにするとケースからゴムを外すことができます。金具を曲げるのは少し硬く難しいかもしれませんが完全にまっすぐにしなくてもケースからゴムが抜ける程度まで曲げられれば問題ありません。
キーの輪っか(下側の○)にペンチの先端などを差し込みキーを広げます。
キーを広げるのは少し硬いので作業する面を下にして作業するとよろしいかと思います。
この手順では特にケースに傷が付きやすいので、必ず周囲をテープなどで保護してください。
olivetti valentineは人気のある機種なので当店ではこれまで何百台の販売、修理をさせていただいております。
ところがvalentineの特徴でもある真っ赤なバケツ(タイプライターを入れるケース)についているゴムストラップの痛みが多くゴムが切れてしまっていたり今にも切れそうなものばかり。ケースも本体同様デザインのひとつであるvalentineを台無しにしてしまっています。
もちろん純正の新品を手に入れることはできません。これだけ世界的に人気のある機種なのに海外でも互換品の販売もされていません。なぜでしょうか。当店でも数年も前このゴムを開発販売しようとしましたが諦めた経緯がございます。その理由はやはりコストです。このゴムは金具がインサートされていたり形状も複雑なので安価な貼り合わせなどの加工では難しく本格的な金型が必要です。販売数量も数万個といかない商品ではこの金型製作費が販売価格に大きく影響してきます。
金型は海外まで視野に入れると国内よりは安価で作成できます。但しvalentineのケースのゴムには非常に小さい金具がインサートされているのですが、この金具同士、ゴムと金具の融合がJIS規格で作っても公差による誤差でうまく取り付けられないものがあるくらいです。つまりかなりの精度が必要なパーツなのです。このため海外での製作はリスクが大きく国内での製作が必須となりました(国内製作でも当店の手作業が入ったりします)。
そしてこの金型の製作費ですが日本製の場合高いところだと50万円もいたします。これにゴムの費用、金具の費用と足すと仮に100個作った場合原価だけでも8,000円程になります。さすがにこの商品を期待されるお客様でもゴムひとつで8,000円(左右で16,000円)ではハードルが高すぎます。
こうした背景からこれまで修理で同機種をお預かりした際は(お客様のご希望があれば)手作りで製作してきました。但し手作りなので機能的には満たしていても見た目的に綺麗なものをご提供できません。そして手作りは時間もかかるため費用もかかります。費用対効果はやはり悪くやはりどうにかしたいと再度開発の検討をはじめました。
そんなところこの度、政府からの支援をいただくことで現実的な価格で本商品を開発、販売することが可能になりました。
以後は製品仕様のご説明となります。valentineのケースゴムの金具状はセパレート型と一体型の2種類がありますが、本商品はお客様がご自身で交換しやすいようにセパレートタイプを選択しました。金具代だけで倍以上のコストが掛かりますが、いくら安くても一体型は取り付けの際、金具を曲げる力がかなり必要でしたのでDIYでの交換は難しいと判断しました。金具へのこだわりはコストアップの要因のひとつになってしまいますが誰でも交換できるようにと目指した商品ですのでご理解いただければと思います。当店の利益は数百円しかない商品です。それでも世界中の方が求めていた商品だと思ってこの度リリースすることを決意しました。ぜひご検討ください。